田植えをおこないました

いい天気の中、田植えをおこないました。
今年の丹波篠山は冬の期間ダムの貯水量が少なかったもののこの時期なんとか水の供給が間に合い、無事田植えができました。
年に一度だけ出動する田植え機も今年も機嫌よく動いてくれました。田んぼの出入りの苦労は相変わらずでしたが。
田植えは田植え機に乗っている場面だけがクローズアップされがちですが、実はそれまでの準備が意外にたいへんなのです。
冬に土づくりの肥料を撒き、春先にトラクターで田んぼを起こし、用水路排水路を整備清掃し、水を入れ、田んぼが水平になるようロータリーで整備し、張る水の量を調整しながらようやくの田植えです。半年かけて準備したイベントがようやく完了です。ホッとする時です。
今年も美味しい新米コシヒカリをお届けできるよう、これからも手を抜くことなく世話していきます。
他方、世間では「コメ不足」「備蓄米の放出」が話題になっています。農家から見ると関係が深い話題なのですがあまりピンときていません。毎年同じ農作業を淡々と繰り返してきているだけなのですが。コメ不足（本当？）で困っている一方で、米の流通や農業政策が見直されていると考えればいい契機になっていると前向きに捉えたいところです。いずれにせよ今年の新米出荷で「一件落着。めでたしめでたし」といきましょう。

[きれいに生え揃った苗]

[田植え前の田んぼ]

[曲がりは芸術的]